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2008年11月

還暦を迎える方へ

還暦のお祝いは、地方によってはかなり盛大に行うところもあるそうです。
もし、還暦のお祝いを盛大にする地域に住んでいるのであれば郷に入っては郷に従えといいますから、還暦が近くなったら、その地域ではどんなことをするのか、準備しておくべきことはなにかを、詳しい人に聞いておくといいかもしれませんね。
還暦のお祝いをするのはあくまで周囲の人たちですが、還暦を迎える本人が人任せでじっとしているというのもいかがなものでしょうか。
本人だって準備することがいろいろとあるのではないでしょうか。
還暦を迎える本人が準備をしなくてはならないこと、代表的なのが内祝いでしょう。
そうはいっても、還暦のお祝いをしてもらえるかどうかわからない、または家族が自分には内緒で還暦のお祝いの準備をしているといったケースでは、内祝いの準備もしづらいですよね。
このブログでも書きましたが、本来は内祝いというのはお返しの意味ではありません。
我が家でこんないいことがありましたよ、その喜びをおすそ分けしますので一緒に祝ってください、というのが内祝いの本当の意味でしたね。
ですから、還暦を迎える前に内祝いを用意しておくことはおかしなことではないと思います。
まあ、盛大にお祝いしてもらえるのなら内祝いも張り切って準備できるでしょうが、そうでない場合は少し難しいかもしれませんね。
それに、還暦をお祝いしてもらえなかったのに内祝いを用意するなど、イヤミだと考える人もいるかもしれませんし。
サプライズを狙うのならともかく、そうでないのならお祝いをする側の人が還暦を迎える人に、さり気なく内祝いの準備を促した方が親切かもしれませんね。

60歳を祝う還暦、その意味は?

還暦として、60歳を祝いますが、その正しい意味をご存知ですか?
実は私もよく知らなかったので、調べてみました。
還暦は文字通り暦が還るという意味を持っています。
60年で干支が一回りするという考え方なんですが、そうすると私のように干支は12年で一回りと考えますよね。
ところが、調べてみると干支とはもともと「十干十二支(じゅっかんじゅうにし)」の略。つまり十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組合わせたもので、その組み合わせが60通りあるので、ちょうどぐるっと回ってスタート地点に戻るのに60年かかり、一回りするので還暦というわけなのだそうです。
厳密には、満60歳の誕生日ではなく、満60歳になる年の1月1日に還暦を迎えることになりますが、最近では満60歳の誕生日前後に還暦を祝うことが多いので、あまり気にしなくてもかまわないようです。
大切な人が還暦を迎えた、60歳まで元気でいてくれた、それを祝うのが還暦ともいえるでしょう。
日本では、還暦のお祝いは赤いちゃんちゃんこや帽子、座布団など、赤い物を贈るのが習慣とされていますよね。
これは赤が魔除けの色であることと、暦が還って”赤”ちゃんに戻るという意味もあるそうです。
西洋では日本の還暦にあたる習慣はないようですが、なにかの60周年には盛大にお祝いをする風習はあるようです。
19世紀のイギリスの女王、ヴィクトリアの在位60周年は国全体がお祝いムードにつつまれ、それは華やかだったといわれています。

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